日頃から、コミュニケーションがうまく行っていない間柄であれば、なおのことなのですが、相手を怒らせないように、機嫌損ねないようにと、
こちらが気を遣えば使うほど、事態はどんどん悪化していく、という経験をしたことないでしょうか?
相手の機嫌が良くなれば、この場は楽しくなるのに。
だから最初から機嫌が悪くなるようなことをしないように注意している、という状態です。
実はそれは、かなりかなり、自分に負担を強いている状態なのです。
セコムばりの監視体制と言っても過言ではない。
でも、怒らせたら、めんどくさいやんか〜。と思われた方も多いと思います。
信じられないかもしれませんが、自分で自分の機嫌を取れるようになると、機嫌は自分でしか取れない、ということが、いやというほどわかるので、他人の不機嫌は、他人の問題であると心底思えるようになります。
相手の機嫌を取れば穏便に済むと思い込んでいるときの口癖は、
「せっかっくしてあげたのに!」「なんで私ばっかり!」
そして、なんだかわからないけれど、とにかくイライラする・・・。
みなさんはどうですか?
さてさて、これはつまり、
自分の感覚を最優先にしていない、ということです。
つまり、”今、自分が心地よいかどうか?”に注意を払っていない、ということなんです。
例えば、お昼ご飯直前に、今からかき氷食べに行こう!と盛り上がる子どもと夫。
楽しそうだから、、といつ帰ってくるのかモヤモヤしながら待つ。
今、きっとお母さんは「もうご飯の時間!せっかく作ったご飯今食べてよ!」って感じたはず。
それを言いたかったはずなんです。
そこをグッと飲み込んで、帰ってから今度からそれはやめようと言うと家族は不機嫌になる。
ほら〜。この空気がイヤなのよ。
と言うわけで、相手が楽しそうにしてる時は、口を出さないでおこう、とますます蓋をする。
また次に同じことが起こったら、「こないだ言ったよね!?」と、お母さんはイライラ、ヤキモキしながらセコオムばりの監視体勢で、ずっと目と耳で追い続けることになる。
そして、結局また同じ結果で、全ては相手の機嫌を損ねたくない一心で、楽しそうだからまあいいか、と諦める。
こんなことが、日常で日々繰り返していたら、そりゃイライラは溜まります。
それを出さないように蓋するのにめちゃくちゃエネルギー使うからそれはそれは疲れると思います。
これは、相手の機嫌を悪くしないために、相手の機嫌をとりまくってる、と言う状態なんです。その間、実は自分の機嫌を一つも取れてないのです。
ここでやるべきことはただ一つ。「今外に出ないで、先にご飯食べてほしい」とその場で伝えること。
これを、今、すぐに言葉に出したらスムーズにことが運ぶんです。
なんでも家族のため!と暴走しているオカンには、にわかに信じられないのですが、
やって欲しくない、こうして欲しい、助けてほしい、などの感じていることを黙って、家族の機嫌をとることがいいオカンではないのです。
それでイライラしないのであれば、いいのですが、イライラすると言うことはただただキャパオーバーなだけです。
どこぞの誰かわからない、謎の理想のスーパー母ちゃんを目指して、いいオカンをやっても、イライラするのでは、元も子もないのです。
助けても、感謝の気持ちも、感じたことをちゃんと言葉にして伝えられることがごきげんへの第一歩です。
では、心の声を聞くワークの体験者のAさんの体験談をお伝えしますね。
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助けてほしい、と素直に言えずに、いっぱいいっぱいになってから自分の機嫌が悪くなる、という繰り返しを辞めたい。
私の苦しかったけど、今となったら何だか尊いような過程…。
りんさんに辛抱強く、私のペースで私のペースを大切に自分の力とタイミングで気がつくまで、伴走してもらったこと、
あぁ、大切にします!自分の事!
今日はあの後、パパに気付いたことをひと通り聞いてもらって。
パパに一言『いつも子どもにお皿洗いやー。て言ってくれてありがとう。』って伝えたくなって言いました。
これからその都度、その都度、色んなことがワークの伝え方で言えるのが想像出来ます。
嬉しい事でも使えるんだーと今日、嬉しい気持ちがしました。
今日は早速、夕ごはんの食器洗いを長女と次女と私の3人で手分けしてやりました!
『洗うから拭いてー!』って誘いました。
片付くじゃん!と思いました。
家の中で私がわたしであっていいんだなぁと安心感で今までになくほっとしています。
今日は次女とわたし、ふたりで頑張った次女が生まれた日。私の本能を一番発揮できた出産。そんな日に大切な気付きがあったこと嬉しいです。
あぁ、今日は良い日だなぁ。
この感覚、大切にしようと思います。