田中りんです。みなさんこんにちは。
季節は”寒露”ですね。朝晩の涼しさから、ちょっと肌寒い感じになってきました。とにかく金木犀の香りが今年はすごい。あちこちからいい香りが漂ってきます。
さて、お久しぶりの今回は、
何不自由なく暮らしているのに、どうして孤独感と不安感に苛まれるんだろう?感謝が足りないのではないだろうか?人生ってこんなもの?という方に、日常の違和感に注目してみて!!というお話です。
なんか胸がチクっと痛むだけどまあ、相手も悪気があったわけじゃないし、、。大したことないから、大丈夫。相手に伝えるまでもないか、、、。
こんなにしてもらってるけど、ちょっと負担だなあ、失礼だから言えないなあ、、、。まあ、いっか。自分さえ我慢すれば丸く収まる。
そんな風に感じて蓋をしていることはないですか?
ところが、実は治まっていないことは薄々感じているのではないでしょうか。
丸く治める度に、自分の思いを無視されてひとつづつ傷ついた過去の自分。そんな自分も、心の中にちゃんと生きてます。
長年蓋をして来たかもな、と思われる方の中には、他人から見て、どんなに幸せそうな暮らしをしていたとしても仕事が順調にいっていたとしても、多くの人に囲まれていたとしても、常に孤独感、疎外感を感じ、漠然とした不安感がつきまとって来ます。
さて、この孤独感、疎外感はどこから来るのか?
人間関係のカラクリである”自分が自分にしたように、世界から扱われる”と言うことから考えると、自分のささやかな違和感を無視し、丁寧に扱わなかったとしたら、当然、周りからは雑に取り合われ、寂しい気分を味わうことになります。
そりゃあ、疎外されて、孤独に感じるもの当然。
過去の傷ついた自分たちが、一人、また一人と増える度に心の中の漠然とした孤独感は一層強まるでしょう。
そして、私たちを孤独にしないで!って過去の自分たちが一致団結していきます。仮にそれを小さな自分と呼んでみます。
小さな自分は、小さいけれどちっとも弱くはないのです。賢くて、いつも私たちを見守って、一番ごきげんに、自分らしく生きれるようなアドバイスをしてくれます。
それは、どう言うことかと言いますと、孤独にならないように自分でごきげんとってください!と言うメッセージを送ってくれていると言う事。
小さな自分はちゃんと知ってるんです。自分で自分を癒せることを。
ほとんどの人は、自分で癒すのではなく、外からどうにかしようとします。
会話方法を学んだり、人脈を作ったり、頑張って話しかけて友達を作ったりセラピーを受けたりと、それはそれでとてもいいことなのですが、この”孤独感・疎外感”は解消されません。なぜかと言えば、自分が自分への対応を変えない限りその感情は昇華できないからです。
自分を我慢させて悲しがらせるのではなく、”自分で自分をごきげんにする”これができればいいわけです。
逆に自分がどのように扱われたら、”孤独感・疎外感”を感じなくなって、安心してご機嫌になれるのか?考えてみてください。それを自分にしてあげてみてください。
みなさんどんな感じでしょうか?こちらから話しかけたら聞いてほしい。否定せずに聞いてほしい。意見を尊重してもらう。 などなど。これをしてみてください。ご自身に。
とうことは、胸がチクっと痛んだ時に、蓋をするのではなく、「??どうした?何が嫌だったのかな?」って自分に聞いてあげてください。常識とか世間体とか関係なく。
ここは感謝しなくては、、ではなく、それでも本当はどうしたかったのか?を聞いてあげてください。
何がどうであれ、周りは誰も共感してくれなくても「私はこう感じた」と言う本音をたった一人の人がそうだよね、って聞いてくれることほど孤独感を感じないことはないでしょう?
さらに、そう感じたことで、何か行動できることがあったら、行動に移してみてください。
胸が痛んだそのことを、そして次回からこうしてほしいと言うことを相手にちゃんと伝える。感謝しつつもしてほしくないことを伝える。これができるようになると、漠然とした不安感がなくなります。
自分が自分のために行動して、守ることができるのが最大の安心じゃないでしょうか?(大人なので、相手に配慮した伝え方がありますよ。
そこはこちらの記事参照にしてくださいね。)
どんなに恵まれた環境であっても、何不自由なく暮らしていたとしても、いつも、どことなく”不安で孤独な、これでいいのかな?”と感じる正体がお分かりいただけましたでしょうか?ですので、日常の違和感を見逃さないで!
それは、自分で自分をご機嫌にするチャンスだから、どんなささやかなことに感じたとしても、子供じみたことかもしれないけど、事の大小関係ないのよ。イヤなものはイヤ。自分の気持ちに沿って行動できてますか?のメッセージ。
そしてそれができた時には、これまでの小さな自分がみんなでパチパチ拍手してありがとう!って言ってくれますよ。そうして欲しかったから嬉しい!って。
その小さな自分の嬉しさがそのまま自分の根拠のない安心感、嬉しさ つまり、存在しているだけでいい、って思える安心感につながるのです。
ーーそんな体験をされた方の体験談です。
全文はこちら
怪我して2週間経っても、痛みが残り、なかなかスカッと治らない方とお話ししていて、怪我した時の状況など色々とお話を伺っているとこれが原因だな、と思うポイントがありました。
それは、いつもよく利用している施設に行った時に施設側がこれまで何回も怪我をさせている状況がわかっていながら対策を打っていなかったということへのモヤモヤ。
ごめんなさいね、とは言われたものの、一番気になってるのは、そこだな!と。
多分、、、それをちゃんと伝えたら、傷はスムーズに癒えるだろうなあ、と感じたので、そのままお伝えさせてもらいました。
相手の方も、ちゃんと聞いてくださったそうで、伝えたいことを声に出して言い切ることができました。
そうすると、今まで感じた事のないような不思議な安心感がしたそうです。
これまでの言いたくても言えなかった場面がたくさん思い出されたそうです。もちろん、伝えた後は数日で痛みも治まりました。
ーーーー感想ここまで
今まで感じた事のないような不思議な感覚は、ココロごきげんワークをされた方はみなさんおっしゃいますね。
それだけ、自分の思いを的確に相手に伝えることはとても大切。それなのに、ちゃんと教えてもらっていないのも事実。
相手を傷つけることなく、自分の思いを完全に伝えることができると、誰のせいにもせずに、文句を言うことなく、相手に期待するでもなく、自分で自分をご機嫌にすることができます。
パートナーへ親へ、子供へ、家族へ、職場の人へ、ご近所さん、などなど。
どこで誰といても、安心して、リラックして自分らしくいられることはこの、自分を守るための伝え方ができるから。
どんなにつたなくっても、泣きながらでも、震えながらでも上手く声が出なくても大丈夫。相手に向かって口の出すことまでが自分の仕事なのです。
断れない、謝れない、欲しいと言えない、助けてが言えない、 などなど、 いろんな小さな自分がいます。
日常の違和感に注目してみたら、その、置き去りにしてきた小さな自分がヒョコッと顔を出していると思いますよ。
その子とよ〜く話して、自分のための新しい体験をしてみてくださいね。
本日もお読みくださり
ありがとうございました。
またお便りしますね。
田中りん