自己肯定感を高める!自分を好きになる!ってよく聞きます。以前はとっても憧れてました。だって自己肯定感が高いといいこといっぱいありそうじゃないですか?自信が持てるし、いつもその場でリラックスできるし。自己肯定感高くなったら全ての悩みから解消される!くらいに思ってました。
だけどどうしてもできませんでした。
人よりも何かができてないと自信なんて持てなかったし、自分のセンスや立ち振る舞いに全く自信が無かったから、どこへ行っても緊張して、受け入れられてる感じがしなくて、不安でした。
こう言うと、周りの友人はびっくりして信じてもらえませんがね(笑)。態度がふてぶてしい上に毒舌で大笑いばかりしてるからでしょうかね(汗)。
こんな私が心底自分を受け入れられるようになった大きなきっかけは、自分の本音を口に出して言えるようになったから。
前回のメルマガに書きました、感情から本音を掴んで的確に相手に伝える事ができるようになったから。とにかく周りの顔色ばかり伺って、一番伝えたい大事なことを言った事がなかった。
これに気がついた時には驚きました。なんでもはっきり意見を言ってるからって、本音を伝えてるとは限りません。
これまた友人たちに聞くと、えええ!と驚かれます。なんでも自由に言うとったやん!って。確かに言うとった。正論はね。だけど肝心なところではよく考えたら言うとらん。どっちやねん、なのですが、まあ、続きを聞いてください。
ここ、すごく大事でね。肝心なことを言ってないってのはほとんどの人は自覚ないんです。
なぜって、言うのが怖すぎて自動的に蓋が閉まるから!
さあ、みなさん、蓋の奥には何がある?そうそう。宝物です。宝物だと知らないから、ただただ怖すぎて蓋してるだけで。
命は自分がより自分らしく生きていけるためのヒントを感情からも伝えてるんです。
命は宝物だと知ってるから、ここだよ!ってな具合に合図送ってきてくれますね。もやっとしたり、その話題になると異常に毛嫌いしたり、って感情を揺さぶってくれます。
約束破られて、またか、と悶々としてても、大人だから、ここで怒ってはいけない、相手にも事情があったんだとすごいスピードで自分を納得させて、蓋が閉まります。
旦那さんの文句をお友達には沢山言うのだけれど、本当は仲良くしたいんでしょ?それを伝えたら?と言うとそれは別にええねん、とはぐらかす。
ちなみに、「別にええねんけどな」と言う言葉。これはキーワードですね。「本当はどうにかしたいけど、今その準備が整って無い」と私の耳には聞こえます(笑)。人それぞれタイミングがあるからそれは全く悪くなくて、私はお宝発見!と勝手に嬉しく思ってしまいます。
で、その肝心なことって、”気持ち”なんです。その気持ちを蓋が閉まる前に、ガバッと掴んでグワ〜っと直視してみてください。
大人だろうが、なんだろうが、湧いてきた気持ちは本物なんです。いっつも約束破りやがって!なめんなよ!は湧いて当然の怒り。
何か、もやっとした時、ソワソワした時、そこをしっかり味わってみてください。
さあ次は、その奥にある感情を見てみましょう。まじまじと直視して、どんな気持ちを味わったか、どう扱われたのかを感じてみてください。
この場合、「大事にされてない扱いをされた感じがして、悲しかった」だと思います。
肝心なとこってここ!ここまで導きだせたら、オッケーです!この悲しかった気持ちを、そうだよね、悲しいよね、って認めてあげてください。
そして、オススメは「大事にされてない扱いをされた感じがして、悲しかった」って、相手に伝えてください。どう扱われたように感じで、どんな気持ちがしたのかを伝えて傷つく人はいませんから、安心して。
声に出して、体で表現することが何よりもインパクトがあります。私はこれを何回かやり続けてた事で激変しました。
そうなんです。イヤな感情をこうやって一つづつ完了させてあげると、結果として、自己肯定感が高まるんです。そして自動的に自分を好きになっていきます。さらに、過去の感情まで昇華されていきます。(過去の感情については別で詳しく伝えたいです)
だって、自分が自分のことを一番一生懸命聴こうとしてくれて、ウンウンって認めてくれて、思いを行動に移してくれてんだから、自分のこと嫌いになるわけがない。
だから、な〜んにも外側の自分は変わって無いのに、能力だって、容姿だって、センスだって、立ち振る舞いだってイケてない自分そのままだけど、絶大な安心感を得られるんです。
私はその時に、ああ、自分を好きになるってことは、自分だけは自分に寄り添って、感情を認めてあげることなんだな、って確信したんです。
どんなイヤな感情が湧いてきても、認めてあげること、必要な時はそれに対して相手に伝えること。一つづつ、やっては、ふぅ〜ってリラックスして、薄川を剥ぐように少しづつゆるんで行きました。
へっへぇ〜!?そんなこといちいち言う? 恥ずかしい〜!変な人と思われるやん。みなさんいろいろやりたく無い理由が頭をよぎるとおもます。寄り添うだけで、伝えるだけでこの苦しい現実が変わるの?信じられへん。そう思う方もいてるでしょう。
ぬははははは!私もそう思ってました!
と言う事で、今日は、一刻も早く実践してください!との願いを込めて。相手への本音の伝え方をお伝えします。
これはアサーションスキルと言うコミュニケーション方法をベースに内観ができるように組んだワークです。オススメは、イライラ、不安感、怒り、孤独、劣等感に苛まれてる方です。
【心の声を聴くワーク】
一回湧いた感情でしっかり内観すると、セルフカウンセリングができるようになります。内観の仕方(自分がどんな状態か、何を大切にしたらいいのかなどがわかる)と相手への本音の伝え方がわかるようになります。今回はその相手への伝え方の基本をお伝えします。
イヤな感情が湧いた時にまず書き出してみてください。
①具体的に誰に何をされてイヤだったのか?
②相手からどう扱われた気がしたか?その時の感情は?
③本当はどうして欲しいのか?
④そうしてもらえると、どんな気持ちがするか?
これをちゃんと相手に伝えてみてください。
①〜されて
②〜な気持ちがしました。
③だから〜〜してもらえると、
④〜〜な気持ちがして嬉しいです。
伝えるところまでが、自分の仕事です。相手がどうするかは相手の仕事。これは自分のために声に出す事が何よりも大事で、相手を思い通りにコントロールするためのものではありません。
相手に伝えようとすると緊張して震えるとか、声が出ない、冷や汗が出る、などなど。みなさん、一番最初はそうですよ。
自分の声で自分の思いを伝える怖さを、◯◯ブロック解除とか、〇〇セラピーで他人にやってもらったとしても、いつかは自分でやらないといけないんです。その一歩はいつだって怖いんです。
そして、自分でそれを乗り越えたら、確実に一つ自由になりますよ。そうやって、一段一段、自分の足で自由になって、自分の器が広がっていく事自体が、喜びで、自信に繋がっていくと思います。
何ができるからとかではなく、自分で自分の為に立ち上がれたと言う自信こそが根底を支える大きな自己肯定感だと思います。
伝えるだけで、苦しさはどーなるの?と言う方!目の前の苦しい現実は必ず変化していきますので、どうそご安心を!
このワークを通して自分の感情と向き合う中で、過去のことや、思考の癖などいろいろな気づきに出会います。
本音を伝えられるだけではなく、自分の今の現状のカラクリを知り、過去の経験の意味がわかり、今後、どう行動したらいいのかまでわかるとってもシンプルなワークです。
自分の心がご機嫌に保つためのヒントが導き出されるとてもパワフルなワークですので、使いこなせるようになりたい方は、ココロごきげんワークへぜひどうぞ。
最初の一歩が一番怖いので、伴走してもらって乗り越えてくださいね。伝えたい事がいっぱいあります。
体の症状から、自分の本音を聴いてみたい方は、カラダごきげんワークへぜひどうぞ。体からゆるめると、自分の本音をキャッチしやすいですよ。
こちらも強烈なワークで、頭だけでは受け取れきれない命からのメッセージが、自分の口から溢れてきますので、生きる指針になると思います。
何れにしても、”自分はちゃんと自分のことを知っている”と言う事が信じられるワークですね。それこそが最も大事な、自己肯定感につながる感覚だと思います。
本日もお読みくださりありがとうございました!
田中りん