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なんのために生きているのか?の本当の意味を受け取れない理由

田中りんです。


まずは、台風で被害を受けた方やご家族の方にお見舞い申し上げます。

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何をやっても、しっくりこなくて、これまで楽しくやってきたことがなんだかつまらなく思えてきて、欲しい物も、やりたいこともこれと言ってないし。


周りを見渡すと、なんだかみんな楽しそうで、あちこちでワイワイ楽しくやってる感じがして。
だからと言って、そこに参加したところで、きっとそれほど楽しいと感じないことはなんとなく分かってる。

子どもも手が離れたし、家族の中いにいても、なんだかひとりぼっち。気がつくと、頭の中でぐるぐると同じことばかり考えてしまう。

このままでいいのかな。なんのために私は生きてるのかな?

人生を折り返す真っ只中、こんな風に感じてらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

それは当然のことかもしれません。そして、人生折り返してください、という大きな変化へのお知らせだと思って正解です。

小さな子どもを育てている時や、仕事が忙しい時、楽しそうなことが目白押しであちこち動いている時、そんな大忙しの時に決して気がつかないことがある。

それは、自分で自分を幸せにしてあげる大切さ。

忙しければ忙しいほど、向き合うことはないし、目の前の楽しいことをやっていれば、自分の心の声を聴くまでもなく、そんなことは考えなくてもあっという間に時間は過ぎる。

体力があって、体も元気な若い時は、クタクタになるまで動き回ることができたから、静かに自分のために時間を割くことがどういうことなのか皆目分からない、といった感じでしょうか。

そしてもう、気がついてますよね。他人や物、環境では満たされないということ。これまでの方法は通用しないということ。ということは、自分で自分を幸せにする段階に来てますよ、ということです。

 外へ外へ向かっていたエネルギーを、内側へ向ける。これが、人生を折り返す渦中にやる最大の課題なのではないかと思ってます。

実際に走っていて折り返す時は、スピードを落として方向転換すると思うんです。人生も全く同じで、同じ速度では曲がりきれない。ゆっくりなので、周りから置いてきぼりに感じることもあると思います。

なんだか自分だけが止まっているように感じる。

大丈夫です。折り返す時は、皆さんそうなりますから!

そして、これまでやろうとも、やりたいとも思わなかった”自分で自分を幸せにすること”に目を向けて、シフトチェンジの準備をするんです。

ここで踏ん張れるかどうかが、人生後半を自分の人生として生きていけるかどうかの分かれ道なのではないかと思います。

焦りますし、じっとしていられない気持ちはとてもわかります。もっともっと上手くいくやり方がありそうな気がして、情報収集してしまいたくなる気持ちもわかります。つまないなあ〜って、安易に外に目を向けて、また動くことで紛らわそうとしてしまったり。だけど、ここでしっかり立ち止まって、地に足をつけて自分の足で立ち上がることをぜひクリアしてみてください。

自分で自分を幸せにする、一番土台となる部分です。

それは、とっても静かで、地味で、日常的で、手間も時間もかかることです。ましてや、一発逆転の何かではありません。

自分を幸せにするっていうのは、自分の体と心をご機嫌に保つために、日常の中で自分で動いてケアすることです。誰かにしてもらうことではありません。

クタクタになるまで働いて、ご褒美に欲しかったものを買う。お肌が不調だからエステに行く。グチをためて、美味しいお店で発散する。なんとなく楽しそうなワクワクするワークショップへ行く。ご褒美、エステ、美味しいもの、習い事、楽しい集まり、、それらは決して悪くない。

それに、頑張ってクタクタになることも、時には体の不調があったって、それでもグチが出ちゃうことも、楽しいことをすることも、全ては素晴らしきこと。それを十分堪能する時期もあります。 

だけど、人生後半戦、自分の人生を生きたいのであれば、そろそろ在り方を変えるチャンス。

クタクタにならないために働き方を変えたり、体の不調を食事、運動、睡眠で整えたり、グチがたまらないように、いうべきことを相手に伝えてみたり、本当にやりたいことが湧き出るまで待ってみたり、いってみれば、日常の中で、幸せを感じられる状態に自分で整えておくことが、何よりも大切になってきます。

そして、ああ、毎日幸せだなあ、ありがたいなあって思えたらしめたもの。

そしたら、自然に共感する人に出会えたり、やりたいことが見つかったり、この幸せな生活だけでありがたくて日々をより丁寧に楽しく暮らせたり。

環境が変わろうが、そのままだろうが、自分の幸せには関係なく、何ができること、何かを持っていることではない、ということにも気がつきます。

ただただ日常で自分で自分を幸せにしただけ。ご機嫌にしてあげただけ。

自分でそれを整えることができるということは、そこはかとない安心感と自信が生まれます。


なんのために生まれてきたのかな?私は何がやりたいんだろう。

そう思われてる方に「あなたは自分で自分をごきげんにすることがやりたくて生まれてきたんですよ」って言ってもなかなか信じてもらえないのは、自分で自分をごきげんにすることが、とっても手間がかかることだから抵抗しているのではないかな?何もない日常がこんなに満たされてる、ということを実感したことがないだけなのではないかな?本当にやりたいことは頭では思いつかない、自然と湧き出るという体験をしたことがないからではないかな?在り方ではなく、やることを探してるのではないかな?

これまでと同じやり方では、通用しないんです。毎日、どこにどれだけエネルギーを使っていくか大幅なシフトチェンジが必要です。

自分で自分をご機嫌に整えるためにできることは、たくさんあります。正直、人生折り返す前は、どれもこれもやりたくないことばかりでした。

体を動かし整えることも、丁寧に家事をすることも、相手と本気でコミュニケーションすることも、静かな時間を持つことも  、、、、。

それでも、やり続けてみて、以前悩んでいたことはなくなって、全然違うトーンの幸せを感じていることに心から満足できているのは、自分で自分をご機嫌にできるようになったからに他なりません。

人生折り返し地点では、無気力になったり、感情に振り回されたり、体を壊したりと、とにかくご機嫌でいられない状況がやってきます。

そこを直視すると、見えてくるものは受け入れたくないものばかり。だけどそれこそが今後の生き方への重要なヒントなんだということをどうかお忘れなく!

ココロごきげんワークでは、感情から自分を直視する方法、本当のコミュニケーション方法を学びます。自分の心をご機嫌にするための講座です。

カラダごきげんワークは、体の不具合から自分を直視するワークです。体はとってもおしゃべりですし、よく自分のことをわかってます。自分の体からのメッセージを読み取って、生き方の軌道修正をはかるためのワークです。


本日もお読みくださり、ありがとうございまいした。

田中りん