田中りんです。みなさん、こんにちは!
もう少しで長い雨が終わりそうですね。青空が楽しみです。
さて、取り巻く環境が大きく変化して、いよいよ個人がしっかりと自分の足で立つことが必須な状況に突入してきました。
そのせいか、これまでと同じ価値観で進めようとすると、スムーズにいかない場面が増えてきたように感じます。自分が本当は何を感じているのかをしっかりと掴み取る力が大切になってきました。
人間は、事実を伝えても信じたくないものは受け入れられない。それなのに、もっともらしい正しいことを聞いても、本音ではない発言は、誰もが違和感を感じ、心に響かないものだなあ、と思います。
自分への事実は受け入れられないのに、他人の矛盾には敏感。
このズレが人間関係の難しさでもあるし、逆にそこさえクリアできたら目の前の世界がガラリと変わっていきます。
それにはどこまで行っても、本当に自分が何を感じているのかを見るしかなくて、それはなかなか厳しくて、耳が痛く、目を覆いたくなるようなことかもしれません。
裁判したら勝てるくらい自分が例え正しかったとしても、その正しさを、わかってもらいたくてあの手この手で、訴え、伝え続けてもいっこうに手応えがなく、ますます寂しい想いが募るのであれば、正しいことや正義も大事だけども、その奥にある、自分が本当に感じていることに触れていないから、自分が自分にがっかりして寂しさを感じているのかもしれません。
こんなに優しさを大事にして人と接しているのに、なぜかいつもその優しさを裏切られたと感じる場面に遭遇するのであれば、自分が自分の本当の気持ちを裏切り続けているのかもしれません。
正しさ、正義、優しさ、、、。それは非の打ち所のないとても大切なことではあるけれど、
もしかしたら、見なくてはならない、見たくはないものから目を背けるために罪悪感なしで使える格好のアイテムなのではないだろうか?とさえ思います。使い方、間違ってますよね。
正論を言えば、自分の本音を伝えて弱みを見せずに自分の思い通りに相手をコントロールすることができます。
優しさを出せば、ありがとうと言う言葉にすがって、本当に嫌なことから自分を守る勇気を振り絞らずに、
相手との関係に波風を立てずにすみます。
いずれも、本心を出さずに欲しいものを手に入れるための、常套手段です。
助けて欲しい時は、普通はこうするべきだ、などの常識や、世の中の仕組みが悪いなどの正論で、自分の本心を言うことなく、助けてもらおうとしてしまいます。
自尊心が欲しい時は、嫌なことでも断らず、その場ではニコニコ笑って我慢の上の優しさと引き換えにありがとうの言葉で、自分の自尊心を満たそうとしてしまいます。
何れにしても、それは取引だったりします。自分に一番嘘をついているだけなのです。嘘と聞くとびっくりしてしまいますよね。嘘なんてついてない!って。
まあ、まあ、聞いてください。
嘘が大の苦手な私は、最初はとても受け入れられなかったです。育った環境で裏切られることが多かった人ほど、反面教師で、清廉潔白で真っ直ぐいたいと思ったり、平和な環境で育ったならば、相手に本心を主張してまで自分を守る術を知らないが故にとにかく波風を立てないことだけにフォーカスしてしまうかもしれません。
ほとんどの人は、本心の掴み方と、出し方を知らないのではないかと思います。
本心を出してしまうと、人との関係がダメになる、悪口言われる、などと言う恐れがあったり、本心=文句、命令、批判 以外に伝え方を知らなかったり。
例えば、しっかりして、ちゃんとしてなくてはいけない、と言う想いが強すぎていたならば、助けて欲しい、教えて欲しい、が言えずに常識では〇〇すべきだ、みんなに迷惑をかけないためにはこうするべきだ、などと命令してしまう。
はたまた、いやで断りたいけど、相手を傷つけることはかわいそうだからと言う優しさで、いやだな、と思いながら受け入れてしまう。
この、本心と行動が一致してない状態が最大の苦しさのもとである”嘘”なんです。
自覚がないのが困りもの。正しさ、優しさ、正義のためにと言うことにして自分が自分に嘘をついてる状態です。薄薄気がついていると思いますが、そのままのやり方を続けていく方が苦しいはず。
そして、衝撃の事実としては、他人はその矛盾に敏感だから実はもう知ってるんです。何で、最初から本当のこと言わなかったの?って。どんなに取り繕っても実はバレバレ(笑)。
自分が本当に欲しいものって、実は、他人からの共感や、他人からの褒め言葉ではなく、自分が感じてることを自分で共感し、自分で尊重することでしか得ることができない、安心感なんです。
人間関係に悩んでいる方への最大のヒントは、今、目の前の出来事の中で、相手に強く思うことを自分にしてあげてますか?と言うお知らせなんです。
向かう先は、他人ではなくて自分。
今目の前の出来事をコントロールするのではなく、日常の在り方が問われてるだけなんです。
耳が痛い、目を覆いたくなるような出来事も、全ては自分が自分らしく生きるためのヒントだと気がつくと、目の前がガラリと変わって行きます。そして、自分がやるべきことがはっきりとわかってきます。
相手を思い浮かべて、ギリギリとした感情が膨れ上がった膠着関係に苦しんでるのであれば、ぜひご自分の”嘘”に注目して見てください。嘘をつくのもエネルギーがいります。
自分の嘘が見抜けるようになり、それを手放せるようになると、全てのエネルギーを自分の人生を創造することに使えるようになるので、一層充実した時間を生きることができます。
そして、嘘をついている人もわかるようになるので、本心はここじゃないなあ、と思えるので、無駄に腹をたてることも無くなります。
私は、最初自分の”嘘”に気が付いた時、腰抜かすほど驚きました。ええ!嘘なんて絶対についてない!だけど、考えて見たら、自分に対しての嘘だと言われたらその通り、、、。
だって、自分で言うのも何ですが、人に迷惑をかけずに実直に、正しく生きてきたつもりだったのに、まさか、それが原因でこんなことになっているとは信じられませんでしたから!
そして、自分に嘘つかなくなったら、劇的に目の前の現実が変わリ、緊張が溶けて楽になったのを今でもありありと思い出します。
相手を傷つけることなく、自分の本心を伝える方法はちゃんとありますのでどうぞ安心して学びにきてください。
ぜひ、ご自分の”嘘”を見抜いて、自分の人生を充実させて生きませんか?
”ココロごきげんワーク”へぜひどうぞ。
身体からのメッセージもこれまた
ダイレクトに伝えてくれますので、
”嘘”を挟む余地がないメッセージです。
”カラダごきげんワーク”でどうぞ。
田中りん