田中りんです。みなさん、こんにちは。
季節は穀雨。この後の成長に必要な恵みの雨が降る季節ですね。雨がやんだら、立夏となり、植物はぐんぐん成長していきます。
心が雨降りでどうにもならない状況の時こそ、それをしっかりと受け止めて糧にしていくと、目の前がこれまでと別世界に感じられたり、これまであんなに苦しかったのに、それさえも、嬉しく感じる瞬間がやって来ます。
今、苦しい。なんでこんな目にばっかりあうのだろう。いつも不安で、孤独で、文句ばかりで、人と比べてばかりで、自信がなくて、緊張して。
もしかしたら、その苦しささえも感じないようにしているのかもしれない。
楽しいことで埋め尽くしてみたり、人からの評価でそれを埋めようとしたり。そうすれば、感じなくても済む。でも、必ず違和感があるはず。
そんな時、最初にすることは、この世界を見る色眼鏡を外すこと。そしてその目で、自分を直視すること。色眼鏡を外すということは、自分に都合のいい見方は許されません。
自分を守るために分厚くなり曇ったレンズは目の前の現実を歪んで映し、同時に美しく光り輝く自分の素晴らしささえありのままを見ることができません。
傷つきたくない。
そこから自分を守るために、分厚くなった眼鏡のレンズは、これ以上ないほど重く、曇り、光を通しません。そりゃ、暗くて重くて孤独に感じるわけだ!
怖いけれども、眼鏡外して、目をかっ開いて自分を直視したら、驚くようなことにたくさん気がつきます。相手を、周りを見るのではないのですよ。まずは自分を直視するんです。
ズルイ自分。逃げたい自分。泣きたい自分。甘えたい自分。サボりたい自分。威張りたい自分。寂しい自分。悲しい自分、、、、。
つまりはこれまで受け入れてこなかったイケてないと思い込んで来た自分がたくさん。あんなに、相手のせいにしていたことが、本当は自分の弱さゆえの出来事だと気がついたり、寂しさを認められなかったから、いつも相手と喧嘩してしまったり、、、、。
この、イケてない自分。ダメだと思ってませんか?そんなことを感じないことこそが大人だと思ってませんか?
そんな自分を感じきって、卑下するでもなく、落ち込むでもなく、ただただ、私はこうなんだな、と思う訓練。だけどなかなか直視できない気持ちもわかる。
そこ認めたら、もっと自分を解放できるのに。もっと、自分のそのままの魅力を表現できるのに。
そんな風に、自分の深いところが、常に自分にメッセージを送ってくれてるなんてみなさん知ってましたか?そろそろそのメガネ外しなよ!って。
都合が悪くなるとすぐに曇ったメガネをかけて、あえて見えなくする癖はなかなか自分では見抜けない。だけども、無意識にそのメガネかけた瞬間に、モヤモヤ、イライラ、と感情が波打つのがはっきりわかるはず。自分からのメッセージはその波打つ感情を捕まえて。
捕まえた感情をメガネを外してまじまじと観て、そこから読み取れるメッセージを感じて、そしてその通りに行動する。それこそが、自分を丁寧に扱ってるということ。心の底から満たされるということ。
信じられないかもしれませんが、満たされた感覚は、ワクワクするような、好きなことをやるよりも、自分の無視したくなるような些細な感情に丁寧に注目してあげることには敵いません。決して好き勝手に生きることが自分満たしではなくて。欲やプライドを満たしてるのと、間違えないで。それも悪くはないし、必要だけど、何よりもまずは自分を大切に扱ってみてほしい。
目の前の嫌な出来事でさえも、メガネを外してそこで感じた自分の感情から目をそらさなければ、糧にしていくことができるんです。
曇ったメガネをかけたままでは、何をやっても、暗く重いままで、満たされないまま。外してみないと、その軽やかさや、世界の美しさ、クリアさ、は分からない。
今、この状況は、いろいろ大変ではあるけれど、自分に注目するにはいいチャンスなのではないかと思います。時間と意思さえあれば、自分とつながることはできますよ。本当の自分の声を聴いてあげてくださいね。
本日もお読みくださりありがとうございました。
またお便りしますね。
田中りん