頭の中で考えていることと、本当に感じていることにズレがあればあるほど、ふきげんになると考えてます。
このテーマでお話を進めていこうと思ってますが、突然の結論で頭の中が??となった方、ちょうどいいのでこれを説明してみたいと思います。
①「急に言うから、何を言っているのかわからない。説明不足なのでは?」
と思われた方、これは、思考です。
②「よくわからんから、もう一回ゆっくり詳しく説明してほしいなあ」
これが感じていることです。つまり本音です。
考えていることと感じていることは、自分の内側にどんどん湧いてくるものなので混同しやすいです。
「急に言われた」「説明不足」などは状況を思考で分析したもの。
「わからない」「説明してほしい」は感じた本音。
ポイントは、本音は身体から湧き上がってくる感覚や欲求であることだと思います。
本当は本音を一番大切にして暮らしていけばいつもごきげんなのですが、
みなさん、子どもの頃、本音をそのまま出すとマズイ場面があったので、自分を守るために”思考”を使って先の①のような言い方になってしまっているようです。
これが思考と本音のズレです。
もはや人間の伝統芸だと言っても過言ではないなあ、と思ってます。
①からは、保身のためのいろんな思考のクセが読み取れます。
自分に理解する能力がないと思われたくないから、急に言われても、と言ってみたり、
相手に対してお願いをしたくないから、説明が足りない、と相手のせいにしてみたり。
大人になったら、そんな保身は必要なくて、本音を健全に表現しても大丈夫だということに多くの人は気がついていません。
つまり、子どもの頃のままのコミュニケーションスキルで、大人の世界に挑もうとしているわけです。
保身が行き過ぎると、もはや本音は自分でも分からなくなってきます。
ワークに来られた方で、「何を感じましたか?」と何度質問しても、状況の説明と分析のみを、しっかりしてくださる方も多いです。
「今、口に出したことは、説明と分析であって、感じたことではないですよ」とお伝えすると、びっくりされます。
事実と思考と本音がごちゃごちゃになって、区別ができない状況です。
さらに、本音を口にだすのが怖いから無意識に思考で分析した結果しか口から出てこない、という超ハイレベルな工作を一瞬で脳内で取り行っております。
ある意味すごい(笑)。
精神世界の探究で、自分の内観をやり切ったが、なんだか満たされない、という課題です。
そんな方は、まずは、感じる、ということを楽しんでみてほしいです。
感じること=満たされること
そう言っても過言ではありません。
そして、日常生活の中で、事実と、思考と、本音(感じたこと)を区別することを意識してみてほしいです。
自分は自分を感じてほしい。そしてそれに沿って行動して体験してほしい。
これが内なる自分の一番やりたいことだと思ってます。
それができるようになると、自動的に他人と自分の健全な分離もできて、人間関係も良好になります。
もし、こんがらがってしまって、いつも人間関係で苦しいと思われてましたら、
心身の声を聴くごきげんワークは、そんな方に一番お役に立てるので、ぜひご利用ください。
子どもの頃のコミュニケーションスキルを手放して、大人のスキルを学びましょう!
心身の声を聴くごきげんワークでは、
事実、思考、本音を区別するスキルを実践し、
健全なコミュニケーション方法を学び、豊かな人間関係を築く方法をお伝えしております。
そして、豊かな世界は自分で創ることができることを体験していきます。
鉄ミネラルのお話は、栄養が整うだけできげんが良くなる食事プログラムです。
歩き方教室は、歩けば歩くほど元気に整う身体の動かし方をレクチャーする合同企画です。
またお便りしますね。
田中りん
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